バーで出てくるカクテルのロングとショートの違いは?
新潟駅前のオーセンティックバー・バーマルコウに、web担が打ち合わせで来ています。
人生で初めてのオーセンティックバーに行った時にですね、バーテンダーさんから「ロングになさいますか?それともショートがよろしいですか?」と聞かれたんですよ。当時は何の意味なのか全くわからず、返事に困ったことを今でも覚えています。
そうだったんですね。今ではもうご存知なんですか?
えーっと。ロングは長細いグラスで量がたくさん入っていて、ショートは脚の長い逆三角形のカクテルグラスで強いお酒が入ってるやつ、、、みたいな?
コップの背の高さの違いじゃなさそうですよね?
ロングとショートという言い方は、飲み切る時間によってカクテルを分類する方法です。
つまり、飲み切るまでの時間が長い (ロング) か短い (ショート) かということですね。
え、飲み切るまでの時間が決められているんですか?
でもいちいち時間なんか計っていたら落ち着いて飲めませんよ。好きなように飲みたいんですけどー。
もちろんお好きなように飲まれて構いませんよ。時間なんか気にしていたらリラックスできませんからね。
ただドリンクの性質上、ぬるくなっていくとどんどん味が落ちていきます。
うっ、マズくなるのは嫌ですね。美味しいうちに飲みたいです。
でもどうやってロングかショートかを見分ければいいんですか?
わかりやすい見分け方は、氷が入っているかどうかを見ればたいていわかりますよ。
えっ、氷の違いなの?!
氷が入っていればぬるくなるまでの時間が長くなって、入っていなければすぐぬるくなります。
あ、なるほど! ぬるくなるまでの時間が長い (ロング)か短い (ショート)か、と考えればわかりやすいですね。
じゃあ、まずはロングカクテルから説明しましょう。
ロングカクテルは氷や炭酸が入っているので冷たさがキープでき、多少時間が経っても美味しさが損なわれることはありません。
タンブラーなどの大き目なグラスに入っていることが多いです。
ふむふむ。ロングカクテルは氷が入っていてぬるくなるまでの時間が長いから、ゆっくり飲むことができるのね。
じゃあショートカクテルはどういうものなんですか?
ショートカクテルというのは、たいていカクテルグラスに入っています。
脚付き型のグラスなので、グラスを持つ手の熱が伝わりにくくなっていますね。
氷は入らないので作る段階で冷やしていますが、それでも10~20分程度でぬるくなってしまいます。
美味しさを味わうためにはそれまでには飲み終えたほうが良いですね。
ショートカクテルは氷が入らないから、すぐぬるくなってしまうんですね。なるほど。
ショートカクテルは量が少ないので、3~4口くらいで飲み干せてしまいます。
だからと言って急いで飲んでしまうと、アルコール度数が高いので一気に大量のアルコールを体内に入れることになってしまうので注意してくださいね。
無理してでも3~4口で飲まなければいけないという訳でもないし、ゆっくり飲まれる方もいらっしゃいますよ。
ショートカクテルって全部アルコール度数が高いんですか?
高いものが多いですが、ショートカクテルでもアルコール度数が低いものがありますよ。
逆にロングドリンクの場合でも、多くはアルコール度数は低いですが、中には高いものもあります。
一概には言えないんですね。
カクテルは膨大な種類がありますからね。
そういえばこの前、背の低いグラスを見たんですけど。あれはロング?それともショート?
web担さんが言っているのはこんなロックグラスのことですね。
そう、これ!
ロックグラス(またはオールド・ファッションド・グラス)と言って、ソーダなどの割り物は入らないのでアルコール度数は高めです。でも氷を入れることができるので、時間をかけて飲むことができますよ。だからロングカクテルということになりますね。
へぇ!背が低いグラスだからショートカクテルかなと思ったけど、氷を入れることができるからロングカクテルになるんですね。つまりゆっくり飲むことができると。なるほど~。