バーでのウイスキーの注文の仕方は?水割りを頼んでもいい?
新潟駅前のオーセンティックバー・バーマルコウに、web担が打ち合わせに来ています。
せっかくマスターと知り合えたことだし、この機会にウイスキーにも挑戦してみようかな。
ね、マスター。前回カクテルの注文の仕方を学んだんですけど、ウイスキーの場合はどうやって注文すればいいんですか? 私、全くウイスキーのことなんて知らないんですけど。
そうですね、そのような感じで「ウイスキーについてはあまり知らないけど何か飲んでみたい」と伝えていただければ大丈夫です。そうすればお客さまの好みを引き出すためにこちらから順番に質問していきますので。お客さまとの会話から最適なオーダーを考えて提案させていただきます。
なんだー、質問に答えるだけでいいんですか。簡単ですね。難しい用語を知っていないとウイスキーは頼めないのかと思っちゃいました。
お酒に詳しくなくても全然大丈夫なんですよ。知らないことはバーテンダーに聞いて、一緒にあれこれ相談してオーダーを決めるのもお酒の楽しみ方の一つだと思います。
前にあのウイスキーを飲んだけどおいしかった or 口に合わなかったとか、普段こういうものを飲んでいるといった情報もヒントになりますね。
でもウイスキーってアルコール度数高いですよね? 私、お酒に弱いので、飲めるかどうか心配なんです。
アルコールに強くない方は、web担さんのようにご自身のアルコールの適量がどれくらいかを事前にバーテンダーに伝えておくと良いですね。
それはどうしてですか?
ウイスキーはそもそもアルコール度数の高い飲み物ですが、種類によってはストレートで飲んだ方が一番美味しかったり、水割りにしても美味しいものもあったりと、そのウイスキーに一番合う飲み方があるんですよ。
なので、アルコールに弱い体質の方とわかっていれば、アルコール度数低めの飲み方ができるベストなウイスキーをご提案することができます。
なるほど!その人のアルコール耐性も考えておススメのウイスキーを探してくれるんですね。 それはうれしい♪
ウイスキーにはクセの強いものもありますが、web担さんだったらアルコールに弱い体質とウイスキー初心者ということで、今回はクセのない種類の水割りをおすすめします。
えっ? あ、あの~、水割りって頼んでもいいものなんですか?
個人的には、水割りはお姉さんたちが接待してくれるようなお店でガバガバ飲むものだという印象を持っているんですよ。
なので格式高いオーセンティックバーではウイスキーの水割りは邪道なのかなと勝手に思ってました。
全くそんなことはないです。
私が最初に修行した店では、水割りもカクテルの一つという考え方をしていましたし。
あ、なるほど。ベースのお酒がウイスキーで、そこに水を合わせると考えるとカクテルになりますね!
オーセンティックバーで出てくる水割りは、ご家庭で作ったり居酒屋で出てくる水割りとは全く別物ですよ。使う水によって味が違うのはもちろん、注ぎ方や混ぜ方など、作り手の微妙な動作の差が味に出てくる繊細なものなのです。
ぜひ色々お試しになって比べてみてください。楽しいですよ。
うおー。すごい期待感アップ! 水割りって奥が深いんですね。
水割りに限ったことではないですよ。ウイスキーの世界は広大で奥が深いのです。
ウイスキーの飲み方も色々あって複雑そうですが。どういう方法があるんですか?
水やソーダで割る、氷を入れる・入れない、割り物の量を増やしたり減らしたりする、常温で飲む、などとそれぞれのウイスキーに合わせて様々な飲み方があります。
そんなにたくさんの選択肢があるとどれがいいのか迷っちゃう。
これもカクテルを選ぶのと同じで、バーテンダーさんと相談して決めたほうが確実に自分好みのウイスキーに辿り着けますね。
ウイスキーをある程度知るようになれば、カウンターの後ろに並んでいるボトルを眺めながら決めるのも楽しいと思います。
そういう決め方もできるんだ。いっぱいボトルが並んでいてラベルも様々だから、そこから選ぶのは楽しそうですね。私もいつかそういう飲み方をしてみたいな。
ぜひウイスキーの世界にも一歩踏み出してみてください♪
それはそうと、ウイスキーの値段ってピンからキリまであるイメージですが・・・。
いくらになるか値段を聞いちゃっても大丈夫なんでしょうか?
もちろん大丈夫ですよ。その都度値段を尋ねてもらっても良いですし、予算が決まっていればあらかじめ伝えてくださっても大丈夫です。
ということで今回の結論。「ウイスキーのことはよくわからないけど飲んでみたい」とバーテンダーに伝えれば、あとはバーテンダーからの質問に答えるだけでOK。
アルコールに弱い体質の人は自分のアルコールの適量がどれくらいかを先に伝えておくと吉、です!